地図制作の背景

まず、ナイトコックピットの色と地図を関連付けるというアイデアがすぐに出てきました。いつも迷ったときは、東京やロサンゼルスの夜のランディングビデオを見返しました。とくにデザインは、薄い色合いがいいか、暗いほうが見やすいのか、国と国境の色の調和はどうするかなど、細部にいたるまで悩みました。もちろん、細かいところまでデザインに気を配っていますが、常にプロジェクトに均一性をもたせたいと考えていました。

空港に関しては、金色に決めていましたが、国の主要空港を区別するために2つの色合いを考えました。HND、ATL、ICN、など、それぞれの国の空港を簡単に見つけられるようにする必要があったからです。

また、一つ一つの案に対して、大縮尺では、どのようなものになるのかも想像しなければなりませんでした。

当初は、都市名を明記する予定でしたが、いくつかの理由で3レターコードのみを選択しました。見やすさ、効率性、そして私たち航空会社のパイロットが使用する、できるだけ多くの緊急着陸空港を追加したかったからです。最終的に、私たちは航空機とIATAコードの基本の考えにもどりました。

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地図上の飛行機のサイズが大きければ大きいほど、この空港には何百万人もの乗客がいるという意味です。(2019年度調べ)

全体的な調和を保ちたいという思いと、これらの飛行機をすべて「リアルタイムの交通」にみたてるために、飛行機のサイズを調整しました。

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地図のフォーマットもとても重要でした。私のフォロワーは世界中にいるので、私は世界中で販売されているフレームに合うようにしたいと思い、私たちは61×91cmという国際規格サイズに決めました。

最後に地図にのせる関連情報を考えてみました。世界中の空港データがあるデータベースを使って、YouTubeやフライトシミュレーターで見るような有名な空港、大きい空港、美しい空港、さらに長い滑走路のある空港や、標高が高いところにある空港もえらびました。

近日中に印刷を開始いたします。世界中のみなさまにお届けすることができるのを楽しみにしています。

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